2019/05/19

使用感想:アムステルダム・アクリリック・カラー

アムステルダム・アクリリック・カラー
アクリル絵具としては、ホルベインを使ってきましたが、アムステルダム・アクリリック・カラーを買うことも多くなりました。理由は、安いから。チタニウム・ホワイトで比較すると、
  • ホルベイン:10mL 当たり135円 (40mLチューブの場合)
  • アムステルダム:10mL 当たり61円 (120mLチューブの場合
と大きな差があります。アムステルダムの特徴は⋯


濃さ:ホルベインに比べて薄いです。その分たくさん塗らなければならず、本当に得したことになるのかなとも。しかし、下の色が透けて見える技法で用いるならこれがメリットとなります。実際のところ、薄いからといって困ることはありません。

顔料:ホルベインには単一顔料の色が多いのに比して、アムステルダムは複数の顔料を混合して作った色が多いです。高価な顔料の使用を避けることで、全色均一料金になっています。単一顔料の絵具の方が鮮やかだし、混色しても濁りが少ないメリットはあります。しかし、たいてい混色してわざと彩度を落として使うのがほとんどですから、特にデメリットを感じません。

色の取り揃え:ホルベイン 全113色に対して、アムステルダム 全90色とそほど差はありません。しかし、混色して作ってあるから、チューブから出してすぐに使いたいと思う色(私は「便利色」と呼んでいます)が多いのが魅力。オフホワイト(たとえばチタニウムバフ)のバリエーションも豊富で、いちいちホワイトに何かを混ぜる必要がなくなり重宝しています。

そのほかの特徴:
  • 20mLチューブ(お試しに最適)、120mLチューブ (安さ際立つ)、500mLと1000mLボトル(こういうのを買って大作を描いてみたいわ)
  • クリック式キャップ(120mLチューブ):便利ではありますが、少量を取り出すのは困難。少量を出したいときは、ホルベイン(ネジ式キャップ)を使うことにしています。
  • チューブが透明:絵具探しが楽です。
ということで、最近はホルベインとアムステルダムの両方を使っています。ただ、こういうことをすると、絵具の在庫が倍増。道具は少ない方がカッコイイと思い込んでいる私としては、ちょっと⋯。

アムステルダム・アクリリック・カラー

余談:メーカーは、1991年に日本のサクラクレパスが買収したオランダのロイヤル・ターレンス

0 件のコメント:

コメントを投稿