2019/06/29

作品をお買い上げいただきました

ブログに掲載している新しい作品の中から1点をお買い上げいただきました。アマチュア画家にとって絵が売れるのは飛び上がるほど嬉しいものです(プロなら尚更?)。

お買い上げくださった方が、額装した写真を送ってくださいました。素晴らしい。

2019/06/23

忘れていた自分の作品を発掘 面白い!

Ai Yusuke "I41" 2011
パソコンの奥底から古い作品を発見。すっかり忘れていて、最初は誰の作品かと。Adobe Illustratorで描いたとの記憶が蘇ってきました。2011年制作。

これ以外にも忘れていた作品がワンサカあって、蓋を開けるのが楽しみ。

2019/06/21

鉛筆デッサンを習ってみたら

社会人になってからのことですが、鉛筆デッサンを習いに近所の美大受験塾みたいな教室に通っていたことがあります。

ガラス、布、タイヤ、アジの開きなどなど、様々なものをデッサンしました。立体のみならず材質感も再現しなければなりません。紙面から飛び出すかのように描けと言われました。

「見たままに描く」はダメです。遠近法や陰影のイリュージョンによって立体空間を表現するのと同様に、鉛筆ならではの技を駆使してイリュージョンを創り出すのです。たとえば、実物にはない無数の細い線を平行に描いて、空間における面の方向を表現します。実際にないものを描き加えるのですが、こうすると、あら不思議、手に取るように立体が認識できるようになります。

鉛筆は9Hから6Bまで10数本を使い分けます。さらに、メーカーごとの色の違いを使い分けろと。三菱ユニは赤っぽく、ステッドラーは青っぽいなど。性能が劣るステッドラーは黒鉛のノリが若干薄いことを利用して後方のものを描くのに使えなどと。

というようなな感じ。さて、習ったことが自分の今の絵を描くのに役に立っているかというと、分かりません。でも、「いざとなったら何でも描けるぞ」という気持ちの余裕にはなっているかも。

ひとつ誰にも負けない技があります。それは、鉛筆で紙を真っ黒に塗りつぶす速さ。速いです。当時、テレビを見ながらも練習していましたから。しかし、それがどうしたですね。


2019/06/14

「禅 心をかたちに」展

慧可断臂図
雪舟
自分のブログを見返していたら、アップせずに2年余も下書きのままという記事がありました(ボケているでしょ)。当時感動したのを思い出したので、今からアップしちゃいます。

2016年11月、東京国立博物館の禅 心をかたちに」展に行きました。国宝や超有名作品か目白押しの豪華な展覧会でした。

禅画とか書とかはまるで値打ちが分からない人間ですが、ぶった曲げた事がひとつ。

どの禅画も書も、「イージーゴーイング」な筆さばきです。くねくねと曲がっていたり、かすれていたり、飛沫が飛び散っていたり。結構緩い感じ。しかし、不思議なことに「きっちりと整っている」という気配がひしひしと伝わってくるのです。どうしてそういうことが起こるのか理解できません。さらに、涙が出るほど美しい。
禅の境地にある作者の心を垣間見ているような感じ。こちらの背筋もピンと伸びるよう。

2019/06/11

ブログ掲載の作品2点をお買い上げいただきました

突然、ブログ(これではなく作品展示してる方)の連絡フォームから連絡をいただき、掲載している作品2点を買いたいとのこと。アートメーターを通しての販売を休業にしてから2年半、ずっと「販売」から遠のいていたので、驚いたの何の。躍り上がって喜んだのでした。

「そう言えばこうやってお買い上げいただいたことが前にも何度かあったな」と思いだして、痛く反省したのです。つまり「私の作品を探し出しては気に入ってくださる方が少なからずいらっしゃるという境遇にあるのに、いつまでもチンタラやっていては(神様に)申し訳ないではないか」と。

ということで、精進せなあかんと思ったのでした。そして思うのは、絵画の存在目的はやはり人に見てもらうことやなと。暇つぶしの種ではいかんね。

今回お買い上げいただいたお客様 本当にありがとうございました。

2019/06/04

お気に入り画家:デイビット・ホックニー

デイビット・ホックニー
ゴッホ美術館(アムステルダム)を訪れると、別館でデイビット・ホックニーの近作展をやっていました。ホックニーと言えば、昨年「史上最高額」の102億円で代表作が落札との報道がありました。いかにもお金持ちが好みそうなアメリカン・ポップ・アートの旗手。今や御年82歳、母国イギリスに帰って画業に励んでおられるそうです。

近作は、いかにもイギリスらしい田園風景の写生がほとんど。102億円と同様、リアルなんだけど、形も色もちょっと「外した」ような不思議な感じ。

木の幹などは素晴らしい量感を伴って忠実に描かれているのに対して葉の方は線描による無数の丸だったり。これはもしかしてマーキング。これがあるからちょっと外したように見えるのかなぁ。しかし、単に装飾としてあるのではなく、ずば抜けたリアリティーを感じさせるのが見事です。その場の空気さえも感じさせるよう。

驚いたことに、iPadで制作した作品が多数並んでいました。昔から使っているようです。大型モニターで描画過程を上映してました。ベタベタペタと色が変わっていく様を眺められるのです。何度も何度も同じ個所を塗り直すのには「巨匠でもそんな風に描くんだ」と妙に感心。iPadに関しては、「ホックニー ipad」「hockney ipad」でGoogleやYouTubeを検索すると出てくるので興味ある方はどうぞ。

2019/06/02

アクリル画に必要な用具:ヘアードライヤーとスプレー

常識でしょうが、ヘアードライヤーはアクリル画にないと困る道具。私は、下の色を隠してしまいたいのに透けて見えるときに使っています。つまり、いくら筆を擦り付けてももうそれ以上にはなんともならないとき、ドライヤーで乾かしてから同じ色を再度塗るという手順です。

スプレーは、キャンバスに塗った絵具に水を吹きかけて乾燥を遅らせるのに使うらしいです。油彩画のようにキャンパス上で色を混ぜ合わせられるようになります。YouTubeの実演動画で見ました。水滴がしたたり落ちた跡も味わい。私? 残念ながらプシュプシュ水を吹きかけられる環境ではありません。それに、すぐに乾いてもらっても困らない描き方。

他に特異な道具としてはピンセット。絵具のキャップで固まった絵具のカスを取り除きます。床に落ちられると面倒なので。

皆さんは何か変わった道具を使っていますか。