2019/02/10

インスピレーションを発火させたい

Ai Yusuke
お絵描きは、色や形を次から次へと決めることの繰り返しで進めますが、その決め方には2種類あると思います。
  • インスピレーション:直観的な思いつき
  • 推論:論理的な思考
インスピレーションは、「赤に塗るのがいい」などと結論がいきなり出てくるやつです。意識下で思考されるので、結論に至った理屈が分かりません。驚くことに、めったに結論に間違いがありませんし、結論が出るまでの時間が短いです。かつての流行りの言葉でいえば「右脳的」。

推論は、意識上で論理的に「考える」やつです。意外にも間違いが多く、時間がかかります。「左脳的」。


絵を描くには圧倒的にインスピレーションが有利。絵を描く人はみんなインスピレーションが大好き。しかし、思うように動いてくれません。精神修養をする。音楽をかけて踊りながら描く。アルコールに頼る。みなさん苦労しているようです。私の施策はというと⋯

絵が一旦面白いと思える状態になると、次から次へとアイデアが出てくるようになることに着目。で、「2段階方式」を採用。なんのことはない⋯

第1段階で、紙に下絵を描くようにしたのです。下絵作りは苦しいのだけと、人間 辛抱。ただし、鉛筆と消しゴムでモノクロ&輪郭線の簡潔、さらにサイズも5cm角程度の極小。負担を極力軽くします。

いじくりまわしている内に「これは!」と思うものが現れると、第1段階を終了することにします。早い場合で15分。遅い場合は1日やってもできません。とにかく「面白そう」と思うものを作ることを大事にします。

第2段階は、アクリル絵具でお絵描きです。下絵があるのにインスピレーションの出番があるの? それがあるんです。下絵は方向を示しているだけですから、色や形など、決めることは山ほどあります。下絵があるからこそ描き直しの負担が減るのでインスピレーションが出やすくなります。しかし、下絵に従って描くようなことをすると、面白さが減ってインスピレーションが発火しなくなります。面白さを上手に自分に与えることに腐心しなければなりません。園児の遊び相手をする幼稚園の保母さんみたい。

思わず長文になってしまいました。私にとってはお絵描きの成否にかかわる一大関心事だもので。

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