2020/03/29

ミクストメディア(アクリル絵具+オイルパステル):バーニッシュ

アクリル絵具とオイルパステルのミクストメディアで描いた絵が完成したらどうすればよいかについて書いてみます。

オイルパステルは永久に乾かないので、そのままでは埃が付きやすいし、他の物を汚したりします。そこで…

アクリル絵具用のバーニッシュを塗布

普通のアクリル画に対するのと同じように全体にバーニッシュを塗ります。これでOK。オイルパステルの部分のベタつきは停止するし、画面全体が一様な質感に収まります。オイルパステル独特な筆致を除けば、普通のアクリル画と見分けがつきません。

なお、アクリル絵具用のバーニッシュは絵具より水分が多いためかオイルパステルの上で弾かれやすいので、筆にたっぷりつけて塗るとか、塗布と乾燥を数回繰り返したりする必要があるかもしれません。オイルパステルの部分では支持体(裏)方向に水が蒸発しにくいからか乾燥がわずかに遅れて直後にベタつきが残りますが、完全に乾けば普通にカラッとします。

オイルパステル用のフィキサチーフをスプレー

ベタつきを停止させるオイルパステル用のフィキサチーフをスプレーする方法もあります。アクリル絵具の部分を含めて全体にマットになります。

アクリル絵具用のバーニッシュに比べると、遥かに被膜は薄いので保護する力は弱いでしょう。また、マットにしかなりません。なお、乾いた後も水に溶融するフィキサチーフもあるので、スプレー後もアクリル絵具やバーニッシュを使う可能性があるときは注意が必要です。

額装

バーニッシュを塗布すれば、普通のアクリル絵具とほとんどおなじ耐久性を得ると思います(私見です)。しかし、普通のアクリル画と同じように、ガラス入りの額に入れるのがよさそうです。

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