2019/06/14

「禅 心をかたちに」展

慧可断臂図
雪舟
自分のブログを見返していたら、アップせずに2年余も下書きのままという記事がありました(ボケているでしょ)。当時感動したのを思い出したので、今からアップしちゃいます。

2016年11月、東京国立博物館の禅 心をかたちに」展に行きました。国宝や超有名作品か目白押しの豪華な展覧会でした。

禅画とか書とかはまるで値打ちが分からない人間ですが、ぶった曲げた事がひとつ。

どの禅画も書も、「イージーゴーイング」な筆さばきです。くねくねと曲がっていたり、かすれていたり、飛沫が飛び散っていたり。結構緩い感じ。しかし、不思議なことに「きっちりと整っている」という気配がひしひしと伝わってくるのです。どうしてそういうことが起こるのか理解できません。さらに、涙が出るほど美しい。
禅の境地にある作者の心を垣間見ているような感じ。こちらの背筋もピンと伸びるよう。

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