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P234 by Ai Yusuke |
実際、級友が慣れぬ油彩絵具で四苦八苦している中、余裕で校庭の木々を描いたのです。教室にドヨメキが起こるほど確かに上手い(高校生にしては)。その匠さを教師は鼻持ちならぬと感じたのでしょう。自信があるからこそ泰然とした心持で絵を描いていたのですが、そういった心境までは絵に織り込めなかった。そういうこと。
だいたい「上手い絵」「良い絵」の意味を説明もせず、いきなり評価を投げつけるというのも乱暴な話。「良い絵とは何なんだ」と悩み続ける事になった教師を恨みました。でも、「良い絵」の定義を知ったところで何にもならない。今はそう思います。
- 絵を描く人というのは、「自分にとって良い絵」を作り出すべくただただ描き続けるしかないのでないか。
- 「良い絵」とか「良くない絵」とかは、絵を見る人が好きに決めてちょうだい。
添付の絵は最近の作品。本文とは関係がありません。
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