2018/01/13

「つけペン」の使い方(アクリル画で)

前回「つけペン」をアクリル画で使うことを紹介しました。

「つけペン」はアクリル画と相性バッチリ

今回は実際の使い方。と言っても、筆の代わりにペンを持つだけのことです。

  1. ホルベイン・アクリリック・インクの場合は、数滴をパレットに落とします。普通のアクリル絵具の場合は、パレットに少量を出して、水を加えて薄めます。
  2. ペン先の背の部分を上記の液の溜まりに浸します。
以上で、充填完了。ポイントは、丸まった腹側ではなく、背の方に液をつけること。腹に液があると、描いているときにボタッと落ちることになります。壺の中のインクにペン先をズボッと浸すようなことができれば便利そうだけど、実際的ではないかも。

ただ、悲しいかな、すぐにペン先から液がなくなるので、頻繁に浸しを繰り返さなければなりません。似た色がポスカにある場合は、ポスカを使いたくなるのが必定です。

アクリル絵具を薄める濃度ですが、あまり気にする必要はなくて、テキトーでもスムーズにペン先から出て行きます。絵具には界面活性剤など色々な薬剤が入っているからでしょう。アルコールなど試しましたが、関係なかったです。水で十分。

使い終わったら、筆洗いの水でジャブっとやったあと、雑巾でペン先を拭います。ペン先で絵具が固まると面倒なのですぐに洗ってください。

描き方のコツとしては、ペンの角度を寝かせ気味にした方がインクの出がいいというのがあります。紙面に押し付ける力の強弱で線の太さをコントロールできます。柔らかいペン先の場合、ペン先の「股」が割れるまで押し付けると、2mmほどの線幅にも。

私に技術がないからでしょうか。ベン先を押す方向(上・左)に動かそうとすると紙面に引っかかるのでできません。引く方向(下・右)にしか動かせないので、円ですらも一筆で描けません。グチャグチャと線を引き回したいのに欲求不満。

ということで、それができそうなカリグラフィ用のペン先を米国アマゾンに注文。現在、商品の到着を待っているところです。届きましたら、結果を報告します。

追記 ホルベイン・アクリリック・インクは、ボトルから直接ペン先にインクをつけることもできます(そんなに便利な方法とは思えませんが)。ホルベイン・アクリリック・カラー・フルイドは、粘度が高すぎで液が流れていきません(水で薄める必要があります)。

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