2017/10/21

使用感想:リキテックス ペインティング メディウム

アクリル絵具でたとえば細い線を描く場合、筆の走りをよくしようと絵具を水で溶くと、なんとも切なく薄い色になってしまいます。濃くて柔らかいフルイド・タイプの絵具であればうまく行くのでしょうが、あれもこれもと絵具を揃えることはできません。

こういうとき、リキテックス社のペインティング・メディウムをハードボディータイプの普通の絵具に数滴垂らすと、あ~ら不思議。色の濃い線がすいすい引けるではないですか。
リキテックス社の商品案内

フルイド・タイプの場合より顔料濃度は低いはずですが、画面の上に絵具が厚く乗ることもあって、滅多に下地が透けて見えません。万歳。

このメディウムを大量に混ぜて透明絵具にしてしまえば、下地を活かすグレーズ技法にも応用できそう。しかし、その目的には大量の水を混ぜる方が筆の取り回しが楽だし、仕上がりがきれい、というのが私の実験結果です。

なお、ホルベイン社からも同様のメディウムが販売されているようです。

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