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ゴールデン:フルイド |
- 低粘度 → 水を加えなくてもよく伸びる
- 高濃度 → 重ね塗りしなくても美しい色
下の色を隠す力が強い絵具としてはアクリル・ガッシュがありますが、添加された蛍光剤のためにギラギラとした輝きが目障りだし、他の色と混色すると濁りやすいので、あまり好きにはなりません。リキテックスにはチューブに入ったソフトタイプがありますが、蓋がすぐに固まってしまうので、敬遠。フルイドは、まさに広告の通り。良いです。
しかし、塗り後は普通のアクリル絵具を重ね塗りしたのと見た目は同じ。この画材でしか描けない絵は特になさそう(垂らし込みなど特殊な技法を除く)。大画面に描画する場合に限りメリットが際立つとは思います。
では、小さい絵ばかり描く私にとっては、どうなのか。すぐに乾くだけでもスピーディーなアクリル絵具ですが、さらに一筆で所望の色が塗れてしまうなるとそれはもう⋯。「次に何を描くか速く考えろ」と急き立てられている感じ。巨大なパワーを前にして「間違えたら被害甚大になりそう」と怖気づいたりするのですが、「間違えたって、塗り直せばいいだけじゃん」。芸術を爆発させられるかも。使用頻度を増やす方向で研究していこうと思います。
→リキテックス:リキテックス・リキッド
→ゴールデン:ゴールデン・フルイド
→ホルベイン:アクリリック・カラー フルイド
余談:発明されたばかりのアクリル絵具は、液体状であったそうです。ペンキのように缶に入れて販売されていました。その後、チューブが発明された時、粘度を増す成分を加えてチューブ入りの絵具として販売されました。その成分のお蔭で格段に取り扱いが便利になったのですが、色が薄くなってしまいました。適度な透明感を得たとも言えるのですが。
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