2016/07/12

お気に入り画家:パウル・クレー (続)

パウル・クレー
先月、パリ ポンピドーセンターでパウル・クレーの企画展を鑑賞する幸運に恵まれました。見覚えのある著名な作品が会場のそこここにさりげなく並べられているという実に見応えのあるものでした。

偉大な作品に魅了されたのは当然ですが、今回は、どの作品も綿密にテクスチャが施されている事に関心を奪われました。筆の勢いが余って塗りムラになったとか、そんな偶然任せではなくて、画家のコントロールの下、ムラムラやザラザラなどが描きこまれていると見ました(個人の見解です)。


接写
オブジェクトの境界なんかも、はみださないように気を付けながらムラムラが塗り分けられています。結構手間がかかったろうと思います。それでいて泰然としている。意志の強さを感じました。

同じような興味を持つ人はいるようで、作品に大接近してスマホで画面を接写しているのをみかけました(写真撮影OK)。今も多数の画家に影響を与えているのですね。

お気に入り画家:パウル・クレー



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